バッグの旅

「美しいものが見たい!」という衝動に駆られたら・・・

Business Favorite Other Travel バッグの旅 思うこと June 27, 2019 0 Comments

先週水曜の「29ポケット ウォレットバッグ」の予約開始以来 たくさんのお問合せをありがとうございます!     私の最近はというと どちらかというと左脳メインで右脳を使ってしまいがちな 経営(財務、会計、人事、経営戦略など・・)を行いつつ     デザインやコンセプトメイクをする際には 思いっきり「右脳」へのインプットが必要だなと感じます。   わたしの感覚の中では「右脳」は「肥やし」があって育つもの。 つまり「インプット」が枯渇しないような環境にいることも大事!   ということで、 思い切って週末、京都の美術、博物館めぐりをしました。     インスピレーションはやはり 欧米(贈答品や略奪品を含めた自国の美術が発達している国)や 中国(そもそも清や明の時代に美術が発展した国)から得ることも多いですが 今回は「オスマン・トルコ展」と江戸と明治時代に 海外で高い評価を得た細密美術である「薩摩焼」「京薩摩」「七宝焼」を見に。   訪れたのは、わたしの大好きな「京都国立近代美術館」と     こじんまり清水・三年坂にある「清水三年坂美術館」   オスマントルコのエメラルドとルビーの配色センスや       七宝焼の気が遠くなる細密工程に、     大変なインスピレーションを得たのでした。   関西の方はもちろん そのほかの地域の方も、ぜひ、「美しいものが見たい!」と思われたら 週末京都トリップおすすめです!     そんな西へ東への毎日をこめた     29ポケットウォレットバッグはこちらからご覧ください   ≪ブログ内アイテム≫ ホワイト ノーカラージャケット ドラマティックイエロー ラッフルドレス   ココナッツホワイト ビタミンカーディガン ドラマティックイエロー ラッフルドレス   ********************* ≪イベントのお知らせ≫   詳細はこちらから…

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最終回)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」

Business Other バッグの旅 June 20, 2019 0 Comments

第3話)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」の続き!     さて、1つのピースに糊付けをし、裏に芯地を張り合わせたら 次に行うのは素早い「へりかえし」作業。   生地と芯地を張り合わせた平面を1つ1つのパート(部位)にしていくために 「へり」を追って、部位に仕上げていきます       とくにへりのカーブの部分は、ピックを用い ギャザーを構築しながらカーブをつくる 多くつけすぎても固くなってしまい縫製がしにくくなる。       1つのストラップも、 そしてそのカーブもこんな職人さんの手作業で行われている・・       ぜひ、「角」をみたら職人さんの「へりかえし」の手作業を想っていただけるとうれしいです!     そうして、お次はいよいよ・・・「縫製」   まずはいきなり組み立てる、のではなく 1つ1つ、つまり90もの部位の 「へりかえした部分」の強度をあげるために さらに1辺1辺をまず縫っていくのです!   なんとまぁ・・・       素材によって糸の強度を変えていく職人さん       ヘリをすべて縫製して強度を高め、見た目を「ぴしっ」と美しくしていきます     1つ1つのパーツをヘリ縫いをし組み立てていきます       そうして、ようやく1つ1つの部位を縫い合わせて1つの鞄の形にしていきます     思っていたより1000倍くらい手間のかかる作業に 声を失い、職人さんへの敬意の思いでいっぱいになりました。   そうして・・「品質検査」を念入りに   さてデザイン画から1つのバッグが出来上がるまでの工程はいかがでしたでしょうか     プロトタイプからここまでの手作業はいかがでしたでしょうか  …

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第3話)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」

Business Other バッグの旅 June 13, 2019 0 Comments

第2話)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」の続き!   さて、90回の手裁断を行ったあとに待っている工程は・・・ 裁断した90ピースを「すき」の工程にかけるということ。   「すき」というのは表生地の「裏面」を「剥いで」薄くする工程なのです。   なぜ、そのようなことを1ピース1ピースするかというと・・ 1つは 芯地を貼り付ける際に 剥がれにくく、貼り付けやすくする、という意味   もう1つは 鞄として組み立てていく際 接合したり、端になる部分について 折り返して縫製をしても 同じ厚さになるように「へり」にはさらに薄さを持たせるためなのです     下記の画像、左手が「すく」前の布地。 右手が裏を「すいた」後の布地。     そして、全体を「すく」だけでなく 鞄として組み立てていくための張り合わせ部分は 再度「すき」をかけてのヘリの部分をさらに薄くします↓         全体に芯地が貼り付きやすくするための「べたずき」のあと さらに、ヘリに「すき」をかける「へりすき」 この工程では圧を間違ると布地自体が切れてしまうおそれもあるため 非常に慎重で技術のいる工程なのです       それを・・・なんと90ものピース、それぞれの設計役割にそって ことなる「すき」をかけていくのです・・   金型による「手裁断」に続き、 とても気が遠くなる下準備です・・   そして、次は「糊付け」 90個、すべてのピースに手付けで糊付けをし、「芯地」をはっていきます 表地だけではうすくて、しっかりした鞄にならない。       まずは糊を部分的に塗り     芯地をおきます     ピースごとに 慎重にあるべきパーツにだけ芯地を張っていきます     今回の鞄の素材は特に糊の乾きがはやく…

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第1話)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」

Business Other バッグの旅 May 30, 2019 0 Comments

先日、現在リリースが大詰めになってきています。 小さなバッグの工場さんへ行ってまいりました。     もともと、海外のビジネス出張で、 そして日頃のビジネスレセプションで・・ はたまたホームパーティで・・・     グラスやほかの荷物をもっていても いくつもの種類の名刺や、 2か国の通貨が分けていれられたり       スマホとパスポートとペンがセットで しまえるような小さいバッグはないかなと思っていました。   なので・・・機能性とすっきりしたデザイン性から 「あーでもない、こーでもない」と描いたデザイン画が出発点   その中に実際に パスポートを入れるには 化粧コンパクトとスマホを入れるには・・など 実際のサイズを書き込んでいたのです。     その後、どのようにして仕上げていただいているか・・ なのですが、工場のデザイナーさんに そのデザイン画をもとに図面をひいていただいています。   そうして、設計図をもとに、まずプロトタイプを立体でつくり 様々な整合性やサイズ、見た目に問題がないかを探ります   そしてなんと       ここまでも緻密で綿密、そして経験がものをいうプロセスなのですが ここからいよいよ金型制作にはいります   金型はこの場合、布地を1つ1つのピースに裁断するための刃 底面が刃物になっている刃物。 布地を裁断するもの、といったほうがいいですね       図面をもとに1つ1つの金型をつくるのいですが なんと、1つのリボン上のメタルをおりまげながら 1つの金型にしていく特殊な技術を用います。 とくに内側に曲げる技術がむずかしい!     そしてなんと鞄の 表地、芯地、裏地でそれぞれ素材の厚さや裁断のしやすさやくせが違うので 刃のタイプが違う金型がいる。そのため3種類の刃をもつ金型が生まれるのです!   驚愕の・・なんと金型は43個!    …

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秘密兵器・・・名前をどうしようかな?!

Business Favorite Other バッグの旅 May 23, 2019 0 Comments

店舗のほうにも最近、たくさんお問合せをいただいています 「新・秘密兵器」       こちらのブログの反響が大きく大変ありがたいことです。   特徴は以下!   1)2ヶ国通貨を分けて収納 2)2種類のICもかざすだけ反応 3)4種の名刺を分けて収納 4)パスポートも祝儀袋もらくらく 5)コスメもステーショナリーも 6)クレジットカードには14ポケット 7)ストラップはずせばクラッチに 8)軽量素材だから肩こりもなし 9)もちろん日本製   両手らくらくだから お子様とも手がつなげます     「中はどうなっているのですか?」というご質問を受けて 少しだけ公開!   そして・・中のポケットはこのくらいの仕切りが・・ ・4種類の名刺 ・2か国通貨 ・取り出さずに反応するICカード入れ ・パスポートがすっぽり入るサイズ などなど・・・   クレジットカードはこのくらい入ります     ストラップはこのように内側に通しているのですが     取り外しが自在!   長さ調整も可能です(こちらは二重にして肩掛けに)     カラーは8色展開! 現在、東京都内の工房で1つ1つ鋭意縫製中でございます   ***   そこで目下の悩みはネーミング・・・ 「どういう名前にしようかな・・・」と思案中です!   「おさいふバッグ」では・・・お財布だけでもないし 「多機能バッグ」だと・・・なんだかよくわからないし・・と。笑   もし いいアイデアがございましたらぜひぜひお寄せくださいね! *** facebook kay…

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