先週水曜の「29ポケット ウォレットバッグ」の予約開始以来 たくさんのお問合せをありがとうございます! 私の最近はというと どちらかというと左脳メインで右脳を使ってしまいがちな 経営(財務、会計、人事、経営戦略など・・)を行いつつ デザインやコンセプトメイクをする際には 思いっきり「右脳」へのインプットが必要だなと感じます。 わたしの感覚の中では「右脳」は「肥やし」があって育つもの。 つまり「インプット」が枯渇しないような環境にいることも大事! ということで、 思い切って週末、京都の美術、博物館めぐりをしました。 インスピレーションはやはり 欧米(贈答品や略奪品を含めた自国の美術が発達している国)や 中国(そもそも清や明の時代に美術が発展した国)から得ることも多いですが 今回は「オスマン・トルコ展」と江戸と明治時代に 海外で高い評価を得た細密美術である「薩摩焼」「京薩摩」「七宝焼」を見に。 訪れたのは、わたしの大好きな「京都国立近代美術館」と こじんまり清水・三年坂にある「清水三年坂美術館」 オスマントルコのエメラルドとルビーの配色センスや 七宝焼の気が遠くなる細密工程に、 大変なインスピレーションを得たのでした。 関西の方はもちろん そのほかの地域の方も、ぜひ、「美しいものが見たい!」と思われたら 週末京都トリップおすすめです! そんな西へ東への毎日をこめた 29ポケットウォレットバッグはこちらからご覧ください ≪ブログ内アイテム≫ ホワイト ノーカラージャケット ドラマティックイエロー ラッフルドレス ココナッツホワイト ビタミンカーディガン ドラマティックイエロー ラッフルドレス ********************* ≪イベントのお知らせ≫ 詳細はこちらから…
第3話)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」の続き! さて、1つのピースに糊付けをし、裏に芯地を張り合わせたら 次に行うのは素早い「へりかえし」作業。 生地と芯地を張り合わせた平面を1つ1つのパート(部位)にしていくために 「へり」を追って、部位に仕上げていきます とくにへりのカーブの部分は、ピックを用い ギャザーを構築しながらカーブをつくる 多くつけすぎても固くなってしまい縫製がしにくくなる。 1つのストラップも、 そしてそのカーブもこんな職人さんの手作業で行われている・・ ぜひ、「角」をみたら職人さんの「へりかえし」の手作業を想っていただけるとうれしいです! そうして、お次はいよいよ・・・「縫製」 まずはいきなり組み立てる、のではなく 1つ1つ、つまり90もの部位の 「へりかえした部分」の強度をあげるために さらに1辺1辺をまず縫っていくのです! なんとまぁ・・・ 素材によって糸の強度を変えていく職人さん ヘリをすべて縫製して強度を高め、見た目を「ぴしっ」と美しくしていきます 1つ1つのパーツをヘリ縫いをし組み立てていきます そうして、ようやく1つ1つの部位を縫い合わせて1つの鞄の形にしていきます 思っていたより1000倍くらい手間のかかる作業に 声を失い、職人さんへの敬意の思いでいっぱいになりました。 そうして・・「品質検査」を念入りに さてデザイン画から1つのバッグが出来上がるまでの工程はいかがでしたでしょうか プロトタイプからここまでの手作業はいかがでしたでしょうか …
第2話)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」の続き! さて、90回の手裁断を行ったあとに待っている工程は・・・ 裁断した90ピースを「すき」の工程にかけるということ。 「すき」というのは表生地の「裏面」を「剥いで」薄くする工程なのです。 なぜ、そのようなことを1ピース1ピースするかというと・・ 1つは 芯地を貼り付ける際に 剥がれにくく、貼り付けやすくする、という意味 もう1つは 鞄として組み立てていく際 接合したり、端になる部分について 折り返して縫製をしても 同じ厚さになるように「へり」にはさらに薄さを持たせるためなのです 下記の画像、左手が「すく」前の布地。 右手が裏を「すいた」後の布地。 そして、全体を「すく」だけでなく 鞄として組み立てていくための張り合わせ部分は 再度「すき」をかけてのヘリの部分をさらに薄くします↓ 全体に芯地が貼り付きやすくするための「べたずき」のあと さらに、ヘリに「すき」をかける「へりすき」 この工程では圧を間違ると布地自体が切れてしまうおそれもあるため 非常に慎重で技術のいる工程なのです それを・・・なんと90ものピース、それぞれの設計役割にそって ことなる「すき」をかけていくのです・・ 金型による「手裁断」に続き、 とても気が遠くなる下準備です・・ そして、次は「糊付け」 90個、すべてのピースに手付けで糊付けをし、「芯地」をはっていきます 表地だけではうすくて、しっかりした鞄にならない。 まずは糊を部分的に塗り 芯地をおきます ピースごとに 慎重にあるべきパーツにだけ芯地を張っていきます 今回の鞄の素材は特に糊の乾きがはやく…
さて、 第1話)「90個の布地から手作業で創る小さな鞄」の続き いよいよ1つのバッグを構成する90の布地のピースを 43個の金型を使いながら裁断していきます と・・ここで驚愕の場面に。 なんと・・ 金型をつかって素材を職人さんが1つ1つ丁寧に裁断していくのです つまり、1つ1つのピースに裁断できりとっていく、ということは 1つのバッグをつくるために、「90回」この裁断を行うのです 刃は若干の傾斜があり、布地を重ねて裁断すると ゆがんでサイズの若干違うものができてしまう。 そのため1つのピースごとに、1回1回、裁断を行うのです・・ なんとも、敬服以外の言葉が見つからない工程です 生地に金型を合わせ、カットしていく 裏地には裏地用の、芯地には芯地用の金型で 1つ1つ合わせ、裁断していきます これはほんのひとにぎり! 90回の裁断を行ったあとに、行われる工程にも・・・驚きと敬意を・・ 後編につづく! ≪ブログ内アイテム≫ [5枚目の画像] ピュアホワイト レースぺプラムドレス ********************* ≪イベントのお知らせ≫ 詳細はこちらから ********************* ◆4月版更新! kay me スタッフリアル4月のコーデはこちら ********************* ≪ウェブサイトリニューアルのお知らせ≫ kay…